システムキッチンには計算され尽くした無駄のない機能性があります。実はこれ、ランドリールームにもぴったりなんです。シンクでの洗濯も作業台でのアイロンがけも、動作は料理とほぼ同じ。ぜひ、ランドリールームにお好みのシステムキッチンを取り入れてみてください。
システムキッチンのすすめ
ランドリールームにシステムキッチンを組み込みました。これは以前、三井ホームの定期購読誌に載っていたアイデアです。しかも、造作であれこれするより安くて済みますって書いてあって気がします。
実際、あまり人目につかないところですし、キッチンほど酷使しないのでグレードは低くて良いかなと思ってLIXILのアレスタを選択たところ、水栓と組み立て施工費は除いて、245.100円でした。結構リーズナブルなのではないでしょうか。
そして、システムキッチンって使い勝手を考え抜かれた構造をしているため、使い勝手がめちゃくちゃいいです。
我が家の例
図面
これを見るのが一番わかりやすいと思いますので、図面を載せます。
全体像
本体は幅1650×奥行600×高さ850mmです。
吊り戸棚は奥行370×高さ900mmと目一杯つけました。
こんな感じです。意外と広々していて、スペースとしては十分だと思います。
この明るい黄色は設計士さんが選んでくださいました。表に出るところではないので、思い切った色を楽しめますね。
シンク
シンクは幅610×奥行380×深さ150mmです。
まな板置き場には洗濯板を置いてみました。
これは高知県須崎市のふるさと納税の返礼品でいただいた、サクラの木で作られた洗濯板です。でも、洗濯板なんて使ったことないので、なかなか難しくて使いこなせていないです。こういうとき便利だよ、というお知恵をお持ちの方は是非教えてください。
水栓は混合水栓で、ちゃんとお湯も出るようにしています。シャワーにもなりますし、ホースも伸びます。これは大事なポイントですね。
備え付けのカゴには洗濯ブラシや洗濯石鹸を置いて。シンクや花瓶を洗うためのスポンジ受けは別につけました。
洗濯物の下洗いや、子供の靴を洗ったりするのに十分な広さでした。花瓶を洗ったりお花を生けたりするのにも使っています。
このくらい幅があると、端で漂白剤につけ置きをしておきながら、横で別にちょっとした作業もできます。
シンクの深さは150mmと浅めですが、シミ抜きするときなどは洗濯物をシンクに置いてゴシゴシすることも多いので、この150mmが大正解でした。
⬇️ランドリールームにはスロップシンクという深めのシンクがお決まりのようになっています。
Sanwa companyのサイトより引用
とっても可愛いですよね。でも、実際にこの深さが有用になる場面ってあまり思いつきません。むしろシンクは浅い方が使いやすいと思います。
排水口のごみ受け
排水口は浅型のごみ受けになっています。細かい目なので、小さいゴミも流れてしまうことはありません。
ネットを張っておけば溜まったゴミを簡単に捨てることができます。
キッチンシンクならではですね。とっても便利です。
作業台スペース
作業台は幅が875mmです。素材は人造大理石です。
ここはアイロン用スペースとして使っています。600×370mmのアイロン台とアイロンをぴったり置くことができました。
すぐ前にコンセントをつけているので、アイロンの電気コードがどこかにひっかかったりすることもありません。
基本的に、アイロン台とアイロンは出しっ放しです。
疲れているとアイロンをかけるのってとっても億劫です。いちいち出して片付けて、だと、ついつい溜めこんでしまいますが、こうやって出しておくことで、ハンカチ1枚でもサッとアイロンしようという気になります。
人目につく場所ではないので、見た目よりも使いやすさ重視です。
ところで、奥にある“仕上げ馬”と呼ばれるアイロン台、ご存知ですか?袖などの細かい部分などを綺麗にアイロンがけするための道具です。とても便利だったのでご紹介を。
袖口以外にも、ポケットとか、ズボンの裾とか、子供用のアイロンワッペンとか、かなり重宝しています。
高級品はふっくらしているので、カーブなどがもっときれいにアイロンがけできそうです。ペタンコでも困るほどではありませんが、あまり買い換えないものなので、せっかくなら最初から良いものを買っておいてもいいですね。
ちょっとした後悔
水栓にフットスイッチ をつければよかったということです。浄水器のところでも同じことを書いてますね。
特に両手でゴシゴシ洗濯したり、靴を洗ったりするの場所なので、絶対につけた方が効率がいいです。
これも、次回何か作業に入ってもらう時についでにお願いしたいところです。
ランドリールームの収納についてはまた次回にしたいと思います。