衣類の汚れは圧倒的にお湯の方が綺麗になります。洗濯機用の水栓を混合水栓にしてお湯を使えるようにしました。汚れもスッキリ、部屋干しのニオイも全くしません。
汚れを落とすにはお湯が基本
汚れは、一般的には水温が上がるほどよく落ちます。
特に皮脂などの油汚れは40度を超えると一気に落ちやすくなります。これは、油の融点が40-60度くらいだからです。
つまり、10度や20度の水温で洗濯をしても、汚れが落ちるはずがありません。
混合水栓をつけました
そこで、洗濯機でお湯が使えるように、洗濯機用の水栓を混合水栓にしました。
SANEIの水道用コンセント、ミキシング シンプレットという洗濯機用の水栓を取り付けました。
設計士さんが選んでくれたのですが、とっても気に入っています。
オススメする点はこの3点です。
1)シンプル設計
2)簡単操作
3)安全装置
シンプルで、フラットな構造のおかげで邪魔になりません。
操作も見た通り簡単です。レバーで水量を調整し、ハンドルで水温を調整します。
なにより有難い点が、オートストッパーがついていて、使用中に給水ホースのジョイント部が外れても、安全装置が働いて通水しない仕組みになっているところです。
以前の記事にも書きましたが、洗濯パンをつけていないので、万が一を考えると安心ですね。
実際にお湯で洗濯した感想
我が家では常に給湯器を60℃に設定しており、水栓のレバーを“H”に合わせているので、おそらく60℃近くの給湯になっていると思います。
実際にお湯で洗濯機を回してみると、まず、洗濯の仕上がりが全く違います。多少のシミは下洗いをしなくても綺麗に取れます。
洗い上がった時に、洗剤が残っている感触も全くありません。さっぱりした仕上がりで、本当に気持ち良いです。
そして、部屋干しをした時にニオイが全くありません。どうやら、ニオイの元であるモラクセラ菌は熱に弱く60℃で死滅するらしいです。脱水後にうっかり半日ほど置きっぱなしになってもニオイが気になることはありません。きっとモラクセラ菌は死に絶えています。
最近は、お湯モードで洗濯できる洗濯機も増えているようですが、洗濯機が水からお湯に温めるため、時間がすごくかかります。洗濯だけに何時間もかけるなんて、えだまめ的にはちょっと現実的ではありません。。
あくまで自己責任で
🔼洗濯機の説明書です。給湯(50℃以上)接続しない、という但し書きがあります。
給水経路というのがどこからどこまでを指しているのかがわからないですが、「給水経路のプラスチック部品の変形や傷み」が問題のようです。
少し、我が家で使っている給水ホースについて記載しておきます。
🔽これは取り付けた混合栓(水道コンセント)の説明書です。
これに記載されているSANEIの給水ホースを使用しています。
🔽これはそのSANEIの給水ホースの説明書です。
いちおう72℃で5分間の耐湯性が証明されています。
えだまめの洗濯機の給水量は通常約30Lで、給水速度が15L/分ですので、1回の給水時間は2分程度の計算になります(給湯にすると水よりも給水速度が落ちるのか、最初の洗濯時はもう少し時間がかかっていると思います)。もちろん洗濯時に加えてすすぎの時にも複数回給水をしますが、使用する水温はmaxで60℃ですし、ある程度の耐性は見込まれます。
但し書きには“熱湯での使用はビニールホースの特性上劣化を早めます”、と記載してあります。さて“熱湯”とは、広辞苑で調べると“煮え立っている湯”とあります。そりゃ熱湯使うとホースは劣化しそうですよね。
念のため、劣化が気になるようであれば給水ホースを定期的に替えたらいいですね。
水道コンセント〜給水ホース〜洗濯機まではなんとなく耐湯性のイメージがつきました。残る部分として洗濯機の給水口から洗濯機内部までの給水路のリスクは確認していません。
が、リスクとベネフィットを天秤にかけ、えだまめ家としては日々の洗濯におけるベネフィットを優先するという結論に至りました。
今のところは給湯洗濯、とても快適です。