マンション暮らしのときには当たり前だった洗濯機置き場の防水パン。なんとなく見た目がねぇ・・・、という理由で取り付けませんでした。おかげでランドリールームが快適空間です。
防水パンの要る?要らない?
防水パンが要る?要らない?ってよくある議論ですね。
機能的には、防水パンはあった方が絶対優れているでしょう。ホースが外れて水が漏れる、排水ホースが詰まって水が漏れる、結露で床が濡れる、、。よっぽど大量の水漏れでなければ、防水パンが被害を防いでくれます。いざというときの保険のようなものですね。
特にえだまめ家のようなフローリングは、日々の結露などには弱いかもしれません。
でも、見た目が悪いですよね。なぜだかわかりませんが、えだまめには防水パン=なんとなく汚い、というイメージがついてしまって、隙間からゴキブリが出てくるんじゃないか、といった近寄りたくない感覚があります。昔の潜在的な記憶なんでしょうか。。。
結局、どちらを優先するか、その人次第。
えだまめは、あるかわからない漏水・結露被害よりも、防水パンによる精神的憂鬱(笑)の方が被害が大きいという結論に至りました。
それに、今付けなかったら一生付けられない、なんてことはありません。あとで必要だと思ったらそのときに付けたらいいだけです。
つけないメリットに満足
見た目がスッキリ
やっぱり綺麗です。“水回りの裏方作業場所”、ではなくて“部屋”という印象になりました。
これには床のフローリングも大きく一役買っていますね。汚らしい感じになりませんでした。
掃除がしやすい
そして掃除がしやすい。洗濯乾燥機の周囲は埃がすごくたまります。でも、入り組んだ場所がないので、掃除が簡単になりました。
⬇️左から順に、洗濯機の左側の隙間、奥側の隙間、右側の隙間、です。
左側くらい広さがあると拭き掃除ができますが、奥側と右側はさすがに狭くて手が届きません。マンションで防水パンを使っていた時には、奥に埃が見えていてもなかなか綺麗にすることができなくて困っていましたが、今はそんなところでも、掃除機や箒で掃除ができるようになりました。
洗濯機の隙間掃除には箒が便利
ちなみに、えだまめは箒を使っています。箒だと軽くてコード類もないので奥まった時にも入れやすくて、ちょっと気になった時に手軽に掃除できます。
いちいちしまっているとさっと掃除ができないので、出しっぱなしにできる箒を探しました。
条件は、自立できること、可愛いこと。
見つけたのがこちら。iris hantberkというスウェーデンの会社のものです。北欧デザインは木のぬくもりが感じられていいですね。
なんと、柄はブナ、ブラシは馬毛です。作りもしっかりしていて、素材も上質なので高級感があって、部屋に出しておいても違和感がありません。馬毛のおかげでブラシがフローリングを傷めることもありません。
北欧デザインは値が張るものも多いですが、その分、上質で耐久性があり、長く愛用できるところが気に入っています。
デメリットは克服できる
今のところ防水パンがなくて困っていることはありません。
これまでの人生で、洗濯機から水が漏れた記憶ってないので、漏水はそうそうあることではなさそうですし、結露もなさそうです。
上にも書いたように、“何かあった時の保険”ですから、普段困ることはなくて当然ですね。
大事なのは、何事も起きないように日頃のケアを心がけることだと思います。
まず、給水栓には安全装置のついた水道コンセントを取り付けました。さらに蛇口の接続部が緩んでないか確認しています。
もう一つが排水ホース・排水口のお手入れです。
ドラム式は使用する水量が少ないため、従来の縦型よりも排水ホースの詰まりを起こしやすいようです。本当は、定期的に排水口から排水ホースを取り外して掃除をする方がよいようです。
えだまめはなかなかその勇気と時間がないので、
- 日々の洗濯にパイプクリーナーとしても働いてくれる(らしい)洗濯洗剤を使うこと
- 洗濯とすすぎにはぬるま湯を使うこと
- 定期的に塩素系の洗濯槽クリーナーで洗濯槽掃除をすること
で対応しています。
⬇️洗剤はこちらを使っています。成分に“生分解促進剤”なるものが含まれていて、“自然の浄化作用(生分解力)を高め、パイプに付着した汚れを落とし、水質もきれいにします”と記載されています。騙されたと思って使っています。
⬇️洗濯槽クリーナーにはこれを使っています。ロケット石鹸株式会社の製品で、福岡県嘉麻市のふるさと納税の返礼品として20個送ってもらいました。在庫がたくさんあると、気がついた時に気兼ねなくできるのでいいですね。洗濯機の槽洗浄モードを使うと12時間くらいかけて洗浄してくれますので、きっと排水ホースの汚れもある程度落ちているのでは?と期待してます。
ダスキンさんみたいな業者さんで排水口と排水ホースの清掃を請け負ってくれるところがあれば、数年に1度くらい頼んでみて汚れ具合を確かめてみたいと思っています。
本当はビルトインにしたかった
余談ですが、本当は海外製のビルトインの洗濯機にしたかったのです。
miele.co.ukより引用
素敵ですよね。洗濯パンに置いた日本の洗濯機を見て“素敵”ってなることはまずありません。
職場でもそうですが、仕事をする空間を快適にすることはとても大事。機能的であることは何より大事ですが、清潔であるとか、少し可愛げがあって癒されるとか。家事の主戦場はキッチンとランドリールームですから、そこをいかに快適にするか、ということは家づくりの中で重要な部分だと思っています。
その点で、この写真のようなランドリールームが、えだまめ的には理想の快適空間でした。機能的に見ても、隙間に埃が溜まることもないので、洗濯機回りの掃除の必要がありません。洗濯機の上部もカウンターにして無駄なく作業や物置用のスペースにできます。
ただ、どうにも海外製の洗濯乾燥機の容量が小さくてあきらめました。現在mieleの洗濯乾燥機には2種類あり、大きいサイズ(WTZH 130 WPM)で洗濯8kg、乾燥5kgです。お値段は621.500円。洗濯機で1-2kg違うと結構な差です。その分洗濯の回数が増えれば元も子もないですから、こちらは洗濯機の機能を優先しました。
実は、ドイツ本国のmieleのサイトを見ると、「WTW870 WPM PWash & TDos 9/6 kg」という機種で洗濯9kg、乾燥6kgという機種があります。こういう機種が入ってきたら、ビルトインにしたいなと思っています。ちなみにお値段は€2.489です。日本では本国の倍以上のお値段設定、ということですね(笑)。
まとめ
えだまめ家では防水パンを設置しなかったですが、見た目のすっきり感と掃除のしやすさに大満足しています。防水パンをつけておけばよかった!という大惨事にならないために、日頃のメンテナンスをきちんと続けたいと思います。